Daiko : 事業領域の拡大に向けたコーポレートブランディング

ワイヤロープのスペシャリストとして自社にしか提供できない価値の創造に取り組み続け、ワイヤロープ業界のリーディングカンパニーとして地位を確立してきた、大綱株式会社。1960年に大同製綱株式会社の営業部門として開業し、ワイヤロープの販売に注力することで、日本を代表する世界的メーカーとの直需取引を頻繁に行うだけでなく、独自製品の開発にも力を注ぎ、業績を拡大してきた企業です。企業の成長とともに組織として取り組む方向性も、既存のものづくりだけでなく、新しい価値づくりへと発展していきました。

変革の機運が高まる中、解決しなければならない課題が残されていました。もともと大綱株式会社は「ものづくり、職人気質」としてお客様に信頼されてきた背景があり、発展を遂げた企業理念、すなわち社員の「志」を明確な形で伝え切れていない状況でした。ものづくりにとどまらず、より広い領域へと事業のギアチェンジを加速させるため、コーポレートブランディングが求められました。

ブランディングは社員インタビューからスタートし、その後ワークショップへと進めました。メンバー選定は、多様性を重視し、役員層、現場の経験を積んだ技術者、若手社員を含め、建設的に意見を交わす場を設計し、ワークショップの結果をブランドの目指す姿としてまとめました。コーポレートムービーの制作をはじめ、ウェブサイトおよび会社案内のリニューアルも行い、未来につながる新しい兆しを見つけ、社会全体に貢献していこうとする企業理念を社内外へ向けて浸透を図っています。Read less